【菅田将暉の弟、紅白初出場が内定】
この記事の見出しで、一体何人が「こっちのけんとさんだ!」と気がつけるのでしょうか?
物議を醸しているネットニュースの見出し。
問題点なのは先に有名になっている兄『菅田将暉』さんの『弟』として価値があるように書かれていることでしょう。
では『こっちのけんと』さんはどのような活動をされているのでしょうか?
本名は『菅生健人』さん。
1996年6月13日生まれの28歳。
職業は『マルチクリエイター』で、その肩書き通りアカペラグループやシンガーソングライターとしての姿など、様々なクリエイティブ分野で活躍なさっております。
前述のアカペラグループでの活動においては『全国大会2年連続優勝』という輝かしい実績を残しております。
YOUTUBEを主戦場としながらも、様々な楽曲を投稿してます。
中でも2024年7月に公開された【はいよろこんで】は一気に注目の的となり、現時点(2024年11月23日)で1.3億回再生。
注目アーティストが出演することで有名な【THE FIRST TAKE】にて歌い、こちらも2000万回近い再生回数となっています。注目度が分かりますね。
2024年のバレンタインデーには、交際していた女性と結婚をしたことを発表しています。
こうして基本情報を見てみますと、けんとさんにとって2024年は大きな飛躍の年になったといって良いでしょう。
一方で、ファンの方々は以前よりけんとさんが『あの菅田将暉の弟』という見られ方をしていることに、長年悩んでいたことから今回の記事に怒っているようです。
では、実際にはどうなのか?
名を上げた兄弟にコンプレックスを抱く……物語の中では度々見受けられますが、けんとさんの場合は当てはまらないようです。
というのも、けんとさん自身が兄の菅田将暉さんと同居していた時期があり、その俳優としての姿勢やストイックさ等を間近で見て尊敬しているとのことです。
なので、問題の本質としては兄がどうのこうのというコトではなく、いくら活躍しても『有名人の弟』というレッテルがつきまとってしまうという状況に対して悩んでいたようです。
実際、私がなぜこの記事を書いたのかと言えば、純粋に『こっちのけんと』さんのファンだからという側面もあります。
【はいよろこんで】よりも以前の楽曲で【死ぬな!】という曲があります。
その、清々しく生命力に満ちた歌詞に感銘を受け、前向きになったことを覚えています。
しかし【死ぬな!】リリース当時の2022年も、1000万回以上再生され注目されつつコメント欄を覗くと「へぇ~菅田将暉の弟なんだ」「お兄ちゃんみたいに有名になったね」等のコメントが多かったこともまた、覚えてます。
実際、私自身もそのコメント欄で「あっ! 菅田将暉さんの弟さんなのか!」と気がついたりもしました。
さて、このようにこっちのけんとさんには常に『菅田将暉の弟』という見方がつきまといながらも、素晴らしい楽曲を作り、そして紅白初出場を掴み取ったのです。
それは、ひとえに『こっちのけんとの実力』ゆえに掴み取った栄誉と言えましょう。
昔からのファンも喜ぶ……そんな矢先に【菅田将暉の弟、紅白初出場が内定】と見出しが出た……
上記の事柄を踏まえれば、応援してきた人々からすれば歓喜に水を差され、今回ばかりは黙っていられないと刃を抜いたのだと言うことが分かります。
二人に禍根などはないので、御本人たちがどうというよりも、ファンとしての誇りが傷つけられたことによる物議だと考えられます。
有名人の『イメージ』に対する問題は、こっちのけんとさんばかりではないようです。
【ハリー・ポッター】で主人公を演じた『ダニエル・ラドクリフ』氏は、ハリー・ポッター役というイメージを払拭するために過激なオファー等も受けていたらしいです。
また、シュワちゃんこと『アーノルド・シュワルツェネッガー』氏もターミネーターやコナンシリーズなどで屈強・寡黙・人間離れというイメージがつきまとったらしく、日本ではネットミームでお馴染みの【コマンド-】のオファーが来た際に「やっと人間役ができる」「父親役をやってみたかった」など、やはり悩んでいたのであろうというコメントを残しています。
有名人を『○○の人!』というイメージで固定化することは、覚えやすいなどのメリットもありつつ、御本人やファンの方々にとっては『本人を見てほしい』『本人の実力を評価してもらいたい』『失礼極まりない』など、様々なネガティブ感情を抱かせる可能性を秘めていると言えるでしょう。
いずれにせよ、今年の紅白歌合戦はこっちのけんとさんが、あの美声と素晴らしい歌で日本中の心を掴んでくれることでしょう。
応援しています。
KAI