【マイナンバーカードが代わりになると思って捨ててしまう人も多いが、現在使用している保険証は捨てないで下さい】
大阪の医師たちが緊急で会見を開いた。
2024年12月2日以降『健康保険証の新規発行が出来なくなる』という情報を『健康保険証が使えなくなる』と勘違いしてしまう人が続出。混乱が拡がっています。
捨てちゃダメ！！
大阪の医師は「12月から保険証は使えなくなるのか？」という問い合わせが相次いで起こっていると報告。
さらに、
「マイナ保険証を申請したので、保険証は捨ててしまった」
という人も居ました。
しかし、12月以降は、新規発行のみではなく再発行も出来なくなるので、なくしたら大変です。
もう二度と入手は出来ません。
現行の保険証は12月以降も使えます！！！！
有効期限はあるものの、約一年ほど使用できますので、間違って破棄しないようにしましょう。
何度でも書きますが、捨てたら二度と戻りません。
特にこの手の混乱の多くは高齢者の方に拡がっているので、親族の方は注意して正しい情報を提供してあげて下さいね。
複雑すぎる？保険適用の確認方法
元々の話しとして、医療機関の窓口での保険資格の確認方法といえば、当然【健康保険証】だけでした。
しかし、そこへ【マイナ保険証】が登場しました。
高齢者・配慮が必要な方々など様々な事情から、マイナ保険証の使用が難しい人が出てきました。
結果、どんどん複雑化していきました。
現在は9通りにも及び、医療を受ける側のみならず、医療現場での混乱も発生しています。
私も「コレで保険証の代わりになるんでしたっけ？」と精神科の窓口でマイナ保険証をババーンと出してみました。
すると「あ……普通の保険証もお願いします」とあっさり言われてしまいました。
私のケースですと精神疾患や年金の控除、障害年金など様々な理由が考えられますが、現行の保険証も必要なようです。
少し恥ずかしかったですねW
こうしたケースバイケースの場面は、今後も拡がっていくと見られます。
特に紛らわしいのが【資格確認書】と【資格情報のお知らせ】です。
資格確認書
これは、マイナ保険証を保有しない方に交付されるものです。
この確認書のみで、保険資格の確認が行えます。
簡単に訳すと【従来の保険証の代わり】ですね。
資格情報のお知らせ
一方で【資格情報のお知らせ】は、マイナ保険証を保有している方に送付されるものです。
利用場面としてはカードリーダーの不具合などでマイナ保険証が上手く機能しない時に、使用します。
すなわち「ピッ！正常に読み込めませんでした」のパターンで登場します。
マイナ保険証の現物と合わせて使用します。
こうすることで、はじめて資格確認をしたことになります。
まとめると……コレ【資格情報のお知らせ】だけでは意味が無いということです。
いや、分かりづらい！！
しかも、このような確認方法はもっと増えると言われています。
年齢関係なく混乱は必至でしょうね。
ぶっちゃけ、私の祖父などは――――
「健康保険証一枚で良かったのに……なぁんで税金使ってまで複雑にしたのかねぇ？」
と、ぼやいています。
孫の私も、同意見です。
マイナ保険証使いづらい問題が解決されていない！！
マイナ保険証が導入されてから、早2年。
現在もエラーや不具合などのトラブルが絶えません。
11月に行われた【全国保険医団体連合会】が発表した調査によると――――
2024年5月以降で、13,000医療機関のうち「トラブルがあった」のは70％に上ります。
数字に直しますね。
約9,000件の医療機関で、5ヶ月間にトラブルが発生していたのです。
多すぎる！！
しかも、その多くがエラーや不具合などの初歩的なトラブル。
2年間何をしていたのかと言わざるを得ません。
従来の保険証の発行停止を決めておきながら、マイナ保険証トラブルは前年よりも10％も増えています。
大阪の医師は「全ての人が安心して保険診療を受けられるためにも、健康保険証の併存・存続を望みます」とコメント。
そして、ネットユーザーからも「何十億もの税金を投じてこの体たらく」と非難が集まっています。
保険を利用している一国民としても、今後の動向に目を離せないニュースですね。
まとめ：保険証は捨てないで！！
KAI
